スタッフブログ
耐震性の高い棟へ葺き直し
2023年03月01日(水)
熊本市を中心に住宅の外壁塗装工事を行っております。熊本市の塗装会社 プロタイムズ熊本東店 株式会社マンセルの吉﨑です。
こんにちは。
西原村 M様邸
棟瓦の漆喰部分が一部破損していました。
日本瓦屋根で20年以上経過した建物では、少しずつ瓦屋根の部分補修が行われていると思います。
そのほとんどは、棟のしっくいの塗り直しだと思います。
しかし、しっくいの塗り直しは根本的改修とは言えず、10~15年程度で再度メンテナンスが必要となります。
費用は倍以上にはなりますが、しっくいの塗り直しよりも棟の葺き直しをお勧めいたします!
その効果としては、
①耐震性が上がり、巨大地震にも倒壊しない。
②(葺き土+しっくい)ではなく、南蛮しっくい・1種類となるので、メンテナンス不要となる。
③防水性も向上する。
費用を抑えたい場合は、棟ののし積から冠1本伏せに変更することでコストダウンできます。
しっくいの塗り直しとの金額差はかなり減少するので、しっくいの塗り直しを検討される場合は、棟の葺き直しも併せて、検討することをお勧めします!
工事の手順
工事前の状態
工事前の屋根の状態です。
熊本地震の際に、県外の業者様で修繕工事をされたとの事でした。
しかし、棟の漆喰が崩れてきてました。
そこで、棟の葺き直しで耐震改修します。
1.古い棟を取り壊す
古い瓦を取り外します。中から葺き土が出てきますので、併せて取り除きます。
2.一番上側の桟瓦の下に入っている葺き土も取り除く
一番上の桟瓦の下の葺き土も取り除きます。これも耐震性を弱めている原因です。
3.棟補強金物を取り付け
ガイドライン工法の肝となる棟補強金物を建物の躯体に留め付けます。この金物を通して、瓦棟部と建物が一体に留め付けられます。
一番上の瓦も釘等で野地板に留め付けます。
最初に建物躯体に留め付けた棟補強金物に連結する形で、棟芯材を取り付けます。最終的に冠瓦を棟芯材に留め付ける。巨大地震に耐えることができます。
8.瓦を棟芯材に留め付ける
棟瓦は棟芯材にしっかりと固定します。
9.耐震性の高い棟へ葺き直し完了!
施工完了後の屋根です。
旧工法の棟から耐震棟へ葺き直し完了です!
棟の下に見える白い部分は、しっくいではなく一体化した南蛮しっくいなので、しっくいがはがれることがないため、耐久性もバッチリです!
しっくいの塗り直しではなく、耐震・高耐久・高防水のガイドライン工法での葺き直しをお勧めいたします!
今日も1日どうぞよろしくお願い致します。
熊本の屋根・外壁塗装専門店 株式会社マンセル
プロタイムズ熊本東店
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