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スタッフブログ

平板スレート屋根の「隙間(すきま)」とそのはたらき

いつもスタッフブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

熊本県熊本市中心に塗装工事を行っております。

熊本市東区の塗装工事会社 株式会社 マンセル プロタイムズ熊本東店 の吉﨑です。

本日は

熊本市東区 H様邸 洗浄工事

大津町 Tハイツ様 足場仮設工事

H様邸 洗浄工事は大事な下地処理なので、1級塗装技能士が責任もって施工させていただきます。

弊社では洗浄後にタスペーサー設置(縁切り)を施工していきます。本来は下塗り後に施工していくのが標準仕様なのですが、洗浄後に設置することで、なかに入り込んだお水がしっかり抜けて、乾きやすいので、下塗りの前に縁切りをします。

屋根の塗装はローラーなどで行いますが、その過程で、屋根材(スレート)の重なり部分で塗料が硬化し、塗料の膜(塗膜)が屋根材の隙間を塞いでしまうことがあります。 「縁切り(えんきり)」は、この隙間部分の塗膜を除去し、水の通り道を確保する作業です。「縁切り」を適切に行わないと、屋根材の内部に雨水などが浸入し、雨漏りや腐朽(ふきゅう)の原因になってしまいます。ここでは、「縁切り」についてご紹介します。

新築時の平板スレート屋根の屋根材(スレート)の写真です。平板スレート屋根は、新築時には屋根材の上下重なり部分に4mmほどの隙間があります。これは、雨水の排出、屋根材裏面の通気性を確保するための隙間です。雨水は、屋根材の上下重なり部分の隙間を通って排出されます。

平板スレート屋根は、新築後7年~10年ほどで、経年劣化を防ぐための塗装改修を行います。塗装はローラーなどで行う場合が多いのですが、その際、屋根材の上下の重なり部分の隙間を塗料の膜(塗膜)で塞いでしまうことがあります。

隙間が塞がると、屋根材の縦目地部から浸入した雨水が上下重なり部分から排水できなくなり、屋根材裏面に水分が溜まってしまいます。毛細管現象と呼ばれる現象により、屋根下地材(屋根の下にある木材部分)の腐朽(ふきゅう)や雨漏りの原因となってしまいます。

「縁切り」が不十分な場合、屋根材と屋根材が密着し、雨水や湿気を排出することができなくなります。この雨水は毛細管現象により屋根材の裏側に浸透し、下地材の腐朽(ふきゅう)や雨漏りなどの原因になります。
ちなみに
雨漏り防止や屋根の寿命(耐用年数)を延ばすのに重要な「縁切り」作業ですが、すべての屋根塗装(塗り替え)工事で必ず必要というわけではありません。たとえば、屋根材と屋根材の間に4mm以上の隙間がある場合は「縁切り」や「タスペーサー」は不要です。
今日も1日宜しくお願い致します。

 

熊本県の屋根・外壁塗装専門店 株式会社マンセル

 

プロタイムズ熊本東店

 

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