屋根・外壁塗装工事で「金額」より大切な3つのポイント
2025年06月14日(土)
いつもスタッフブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
熊本県にて塗装工事を行っております。
熊本市東区の塗装工事会社 株式会社マンセル プロタイムズ熊本東店 の吉﨑です。
本日は
屋根・外壁塗装工事で「金額」より大切な3つのポイント
～正確な面積計算・技能士資格・県知事許可とは？～
屋根や外壁の塗装工事を検討する際、多くの方がまず注目するのが「金額」ではないでしょうか。確かに価格は重要な判断材料の一つですが、それ以上に重視すべき点がいくつかあります。特に以下の3つは、施工品質やトラブル防止のために不可欠なポイントです。
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正確な面積計算
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一級塗装技能士などの資格保有者の有無
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建設業許可（県知事許可）の取得状況
これらの要素を無視してしまうと、結果的に「安かろう悪かろう」の工事となり、再工事や早期劣化といった深刻な問題を引き起こす恐れがあります。ここでは、それぞれの要点について詳しく解説します。
1. 正確な面積計算は見積もりの信頼性を決める
塗装工事の見積もり金額は、「塗装面積 × 単価」によって決まります。したがって、面積の算出が正確でないと、見積金額はまったく意味をなさないのです。
よくあるトラブル例
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建物の図面を見ずに「目測」で面積を出す
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凹凸や窓などを考慮せずに概算する
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屋根の傾斜を無視して平面積だけで算出する
これらのずさんな面積計算は、過剰請求や材料不足による手抜き工事の原因になります。優良業者は、レーザー測定器やCAD図面を使い、正確に塗装面積を算出したうえで、明確な根拠を持った見積書を提示してくれます。
2. 一級塗装技能士などの国家資格保有者が在籍しているか
塗装工事は単なる「色塗り」ではなく、建物を保護し、資産価値を維持するための重要な工事です。そのためには確かな技術力が必要です。
技能士資格とは？
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一級塗装技能士（建築塗装作業）：国家資格。実務経験7年以上が必要。
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二級塗装技能士：実務経験2年以上。
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その他、外壁診断士や雨漏り診断士などの資格も品質保証の目安になります。
資格の有無は、「職人の実力」を見極める明確な指標です。塗装技能士のいる業者は、下地処理・養生・仕上げの工程をきちんと守り、高耐久かつ美観性の高い施工が可能です。
3. 県知事許可は信頼の証し。許可の有無で業者の格が分かる
塗装業者が500万円以上の工事を請け負う場合、必ず「建設業の許可」が必要になります。この許可には以下の2種類があります。
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都道府県知事許可：1つの都道府県内のみで営業
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国土交通大臣許可：2つ以上の都道府県にまたがって営業
中でも、県知事許可の有無は業者の「信用度・健全性・実績」を判断する大きな指標となります。
しかし、住宅の塗装工事等は１００万～２００万程度が相場となりますので、県知事許可証は要らないという現実が御座います。
許可取得には厳しい条件がある
建設業許可を取得するには、以下の要件をクリアしなければなりません。
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経営経験5年以上
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資本金または財務基盤の一定水準
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営業所に専任技術者を配置
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欠格要件に該当しないこと（法令違反歴などがない）
つまり、許可業者は経営・技術・法令遵守の面で一定以上の水準を満たしているといえます。無許可業者と比較して、施工後の保証対応や法的トラブル時にも安心です。
まとめ：価格だけで選ばない！信頼できる業者選びのチェックリスト
屋根や外壁の塗装工事では、金額だけを基準にして業者を選ぶのは非常に危険です。数十万円の差額よりも、長期的な安心・美観・耐久性の方がはるかに価値があります。
信頼できる塗装業者を選ぶためには、以下の3点を必ず確認しましょう。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 正確な面積計算が行われているか | 図面・レーザー計測などの使用有無を聞く |
| 技能士資格者が在籍しているか | 一級塗装技能士などの証明書を見せてもらう |
| 県知事許可を取得しているか | 許可番号の提示・有効期限を確認する |
安心して任せられる業者は、これらの情報を積極的に公開し、誠実に説明してくれます。見積もりを複数社から取り寄せる際も、単に「価格」ではなく、これらの裏付けをセットで比較することが重要です。
適正な見積もりと確かな施工で、後悔しない塗装工事を実現しましょう。
外壁塗装工事を依頼する際、依頼先として「ハウスメーカー」「工務店」「ホームセンター」「家電量販店」「外壁塗装専門店」の5つが代表的な選択肢です。それぞれにメリットとデメリットがあり、自宅の状況や予算、希望する対応品質によってベストな選択肢は異なります。
以下に、各業者の特徴を分かりやすく比較してご紹介します。
1. ハウスメーカー
メリット
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自社設計・施工物件への理解が深い
構造・素材の仕様を把握しており、適切な塗料や施工方法を選定できる。 -
保証・アフターサービスが手厚い
10年保証などの長期保証がある場合も。
デメリット
-
価格が割高になりやすい
下請け業者に発注するため、仲介マージンが発生。 -
スピードが遅い場合がある
社内手続きや確認フローが多く、工事までの期間が長くなる傾向。
2. 工務店（地域密着型の建築会社）
メリット
-
地域密着で対応が早く柔軟
すぐに見に来てくれたり、融通が利きやすい。 -
大工や建築の知識があるため、木部補修などに強い
塗装＋αの修繕が一括でできるケースも。
デメリット
-
塗装自体の専門性が薄い場合がある
下請けの塗装業者に任せているケースも多く、職人の技術にばらつきがある。 -
品質が職人任せになりがち
明確な品質基準や管理体制がない場合も。
3. ホームセンター（例：カインズ、コメリなど）
メリット
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全国展開による安心感
大手企業の看板で、一定の信頼とブランド力。 -
価格帯が分かりやすく比較的安価
パッケージ化されており、初心者でも選びやすい。
デメリット
-
実際の施工は外部委託（下請け）
職人の選定や技術レベルは地域差がある。 -
現場対応力・専門性は低め
現地調査やトラブル対応が遅れがち。
4. 家電量販店（例：ヤマダデンキ、ケーズデンキなど）
メリット
-
ポイント付与・ローン対応などの購入メリットあり
家電と同様の割引や特典が使える。 -
一括見積もりや相談窓口が整っている
店舗で気軽に相談できる安心感。
デメリット
-
実際の施工は全て外部の塗装業者に委託
家電店が塗装の専門知識を持っているわけではない。 -
価格の透明性に欠けるケースも
広告価格と実際の見積もりに差が出ることがある。
5. 外壁塗装専門店（地域に根差したプロ塗装業者）
メリット
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塗装に特化しており、職人の技術が高い
下地処理・塗り重ね・塗料の選定に精通。 -
中間マージンが少なくコスパが良い
自社施工であれば、価格と品質のバランスが取りやすい。 -
現場管理・保証・アフターも充実
小回りが利き、定期点検や保証対応も迅速。
デメリット
-
業者によって品質の差が大きい
選定ミスに注意。 -
知名度が低い場合もあり、不安を感じる人も
HPや口コミなど事前調査が必須。
比較表（まとめ）
| 項目 | ハウスメーカー | 工務店 | ホームセンター | 家電量販店 | 専門店 |
|---|---|---|---|---|---|
| 専門性 | 高い（設計面） | 中程度 | 低い | 低い | 高い（塗装） |
| 価格帯 | 高め | 中〜高 | 比較的安価 | 中程度 | 中〜安 |
| 保証体制 | ◎ | △ | △ | △ | ◎（店による） |
| 対応スピード | △ | ◎ | △ | △ | ◎ |
| 実施工者 | 下請け | 協力業者 | 下請け | 下請け | 自社施工多い |
| 技術品質 | 安定（高価格） | 職人次第 | 差がある | 差がある | 技術力高い |
どこに依頼すべきか？結論とアドバイス
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安心・ブランド重視 → ハウスメーカー（ただし高額）
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地域密着・柔軟対応重視 → 工務店
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価格を抑えたい・大手の安心感が欲しい → ホームセンター・家電量販店
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高品質で適正価格、技術重視 → 外壁塗装専門店（※良い業者の見極めが大事）
外壁塗装は見た目以上に専門性の高い工事です。**価格だけではなく、「誰がどのように施工するか」**を見極めることが、失敗しないための最大のポイントです。
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