2. 塗装に適した天候条件とは？

一般的に、外壁塗装に適した気象条件は以下の通りです。

• 気温：5℃以上30℃以下

• 湿度：85％以下

• 天候：雨・雪・霧がないこと

• 風：強風でないこと（ホコリや砂の飛散防止のため）

梅雨時期は特に湿度が85％を超える日が多く、晴れていても注意が必要です。また、朝露や夕方の湿気も塗装には悪影響を及ぼします。

3. 梅雨でも外壁塗装はできるのか？

結論から言えば「不可能ではない」が、「計画と管理が非常に重要」です。以下のような点を押さえておけば、梅雨時期でも比較的安全に塗装工事を行うことが可能です。

◆ 天気予報を常にチェック

週間予報や1時間ごとの天気を確認し、雨が降る前後の時間帯を避けて作業スケジュールを立てる必要があります。特に「塗布後の2〜3時間」は乾燥の重要な時間帯です。この時間に雨が降ると不具合が起きやすくなります。

◆ 信頼できる業者の選定

梅雨時期の塗装では、経験豊富で柔軟に対応できる塗装業者を選ぶことが不可欠です。工期の遅延リスクや、天候による中断への理解を示してくれる業者であれば、トラブルを最小限に抑えることができます。

◆ 遮蔽シートと養生の徹底

万が一の雨に備え、足場に張るメッシュシートやビニールシートの設置が重要です。養生が不十分だと、雨水が流れ込み塗装面が台無しになる恐れがあります。

4. 梅雨時期の塗装スケジュール管理のコツ

梅雨の外壁塗装では、工程ごとの天候条件の確認が必須です。

• 高圧洗浄：雨でも可能。ただし、洗浄後は十分な乾燥期間（1～2日）を確保する。

• 下塗り・中塗り・上塗り：必ず晴れの日を狙って行う。1日で複数工程を詰め込まず、乾燥時間をしっかり確保する。

• 乾燥期間：夜露や湿気を考慮して余裕を持たせる。特に上塗り後は雨の予報がない日を選ぶ。